ニッポンよ。コレが怪獣映画だ。

こんばんは、しももだです。
最近のマイブームがゴジラ鑑賞が続いています。




とても大作家先生が書いた脚本にとは思えない貧相なストーリー。
ちょっとした「怪獣ファン(素人作家)」でも思いつきそうな同人誌レベル。
(ようは特撮技術を見せられれば良い訳だから、話は二の次でOK?)

変に平成ガメラの整合性の取れたストーリーに影響されると、
行きあたりばったリのゴジラ演出に一言言いたくなる。


怪獣映画は「愛匡舞罪」。人類の脅威(側の怪獣)を排除するためならば、街が破壊されることになっても仕方が無い。という暗黙の了解。
だからほとんどの怪獣映画は、踏み潰される前の逃げ惑う人々を映す。(=死傷者が出ていないということに)
スペ・ゴジとデス・ゴジの両作品はこれが特に顕著に現われている。
(劇中。関東200キロ圏内避難勧告の範囲がどれくらいか落ち着いて考えるととんでもない。)

ガメラ3は、この怪獣映画のタブーとされてきたことをあえて見せ付けたことが評価された。


●80年ゴジラシリーズは
大人の目でも評価できる重厚なストーリーを目指したのだが、惜しくも空振りに終わってしまったと記憶していたのだが。
今回見返して見ると、はなっから緻密で現実世界感のリアルな設定なんか組み込むつもりが微塵も無い構成。


●エスパー美少女
多くの人達(特にGフォースの人)が、ゴジラが人類の脅威とわかっているのに
エスパー少女とエスパー少女に関わった人がだけが「殺す必要まではないでしょ」とゴジラを絶滅危惧種かのようにかばう。見ている視聴者にまで「ゴジラがかわいそうでしょ」と誘導してくるようだ。(なんでエスパー微少女があんなにゴジラが好きになったかは今度じっくり80年ゴジラを見て探求しようと思う。)




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今回に限って言えば…    たしかに平穏に暮らしているゴジラ親子を、バース島まで出向いて退治しに行く必要は無かったと思う。


●導入部モゲラの建造シーン。
釈・メカゴジラの構成のまま「機龍」と「モゲラ」を差し換えるだけで単独「ゴジラ対モゲラ」だってだってそれなりに評価される映画になったのでは??
モゲラだって、ああいうの戦闘シーンをすることもできたはずと妄想すると非常にカッコよく思えてくる。アブソリュートゼロの圧倒的な破壊力を除けば、機龍もモゲラもそんなに性能差はないのだから。
(くちばし)ドリル攻撃が近すぎる。キスする距離じゃん。戦闘の画的に可笑しすぎる。
胸にもでっかいドリル入っているだろー。
主人公チームの隊長の「誰のおかげでモゲラに乗れると思ってんだ!」っていうセリフがおかしい。(主人公はゴジラテレパシー誘導班なのに、突如任されたモゲラ(ゴジラ殲滅班所有物)を操縦できてしまうのが不思議。)


●九州横断のゴジラの歩行速度が異常
劇中時間1時間程度で、鹿児島から博多まで横断しているスピードはおかしい。
超能力もモゲラ等超兵機の存在も設定の『嘘』ではあるが、話の流れ的につじつまの合わない『嘘』は納得できない。単純に「脚本」が駄作というしか無い。


●今回のゴジラは人類に危害を与えるつもりはなかったが、スペゴジにチビゴジが取り込まれてしまい、しかたなくスペゴジに追う為に日本にやってくる。(結果、移動に伴う街を破壊することになる。)結末スペゴジを倒した後、実際九州にとりこまれたベビゴジは来ていなかった。
破壊した博多タワーの下にでもチビゴジが埋もれていれば、救出という事情でゴジラの日本まで来た意味があるのだが、今回の場合だと「人類の為にスペゴジを退治しに来てくれたイイやつ」となってしまった。


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残虐描写を排除した展開は、ある意味ストレスを感じない鑑賞が望める為、評価できる部分だと思う。

●ゴジラの進行を止めさせたいから攻撃したい。でも攻撃するとゴジラの核爆発の可能性が高いから、見ているしかない葛藤。
ゴジラの上陸が近づき決断が迫られ冷凍攻撃のみのスーパーX3の存在が開かされる。第三者ご登場してスーパーX3を示せばいいのに、長官本人が言い出すから「分ってたんだったら最初から出せ!」と。焦らし方が非常に安直。


●デストロイアの行動目的が不明瞭
残虐描写を控えた配慮は分るが、怪獣から人類捕食の設定を取ってしまうと「じゃぁ何で人間を襲うの?」ってことになってしまう。

人捕食の設定が無いからデストロイア幼体が画面にワラワラ出てきた時、人間を襲った理由が人間側が攻撃してきたから反撃したとも解釈できなくも無い。
そうすると、現場にいたニュースキャスターのゆかり(石野陽子さん)が、幼体と鉢合わせした時になんで襲われたという説明ができない。

捕食に拘らなくても、レギオンのように人の持ち物(シリコン)に反応して襲った(襲わなかった?)というくらいの理由付けがあってもいいのかと。幼体がした最初の被害もトンネル内の設備を溶かした程度の悪さだし。幼体の見た目のインパクトに人類側が過剰反応しすぎ。


●複数の幼体が合体して大きくなる(成体に成長)というのも幼稚な設定。
(レギオン幼体は、大きくなれるレギオンと別で分けてたし)


●大きくなったら、ベビーゴジラを襲うデストロイア。
ベビゴジのエネルギーを吸ってから、激物を注入して仕留めようとする。
いつのまにか、放射能と酸素という対立の図式ができてしまっている。
オキシジェンデストロイヤーの影響で誕生したとはいえ、デストロイアが執拗にゴジラに固執するのが分らない。ゴジラとデストロイアの構成物質が、互いに引き寄せあう性質をもっているとかなら分るが、そういうわけでは無いし。
仮に「ゴジラへの敵意。芹沢教授の魂がデストロイア(の怪獣)に引き継がれているのか?」と説明があったとしても非常に安っぽくなってしまうが、
何も無いは何も無いで説明不足で、ひたすらゴジラに絡み付くデストロイアが見ていてとても不自然。


●「核を弄んだせいで起こった償い。」って最後にみんなで深く反省し、ゴジラの死を悲しむ。
んだけど、ようやく人類の脅威が消滅する瞬間に対して、何故に?




そりゃ平成ガメラの方が、後出しジャンケンなのだから優れていて当たり前。比較しちゃいけないことだけど。
でも1995年って、製作側もそれ以前の特撮を見返して「撮影技術も進歩したのだからより良い作品が作れるはずだ。」と挑んで作った時期なのに、
「それでもこの程度だった」ことに落胆で落ち込む。
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