RAILWARS!1 (クリア文庫)

こんばんわ。しももだ・ももおです。

先日アニメ放送もあった、RAILWARSについて、紹介したいと思います。
RAILWARS!1 (クリア文庫)RAILWARS!1 (クリア文庫)
(2014/06/20)
豊田巧

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創芸社クリア文庫というコーナーがある本屋事態が非常に珍しい?非常にタイトな警察官っぽい服装の女の子が、面白さを書き立たせます。
前に書いたかもしんないけれど、主人公のチーム構成がまるでSOS団。ハルヒみたいなわがままな娘がいて、ミクルちゃんみたいなおっとりとした娘がいて…小泉はいないけど。





現在 かつて国鉄と呼ばれた鉄道会社は分割民営化されて「JRなんたらかんたら」となりました。
この物語の舞台は、国が運営している日本最大の鉄道会社「國鉄」が、赤字経営で財政難でありながら税金で補てんされつつ存続しているという背景に、主人公が「國鉄」という会社に研修という名目配属され、難事件を解決するというものであります。




主人公は鉄道高等学校に在籍している高校2年生。この鉄道学校という設定がふわふわしていて、通常授業に加え、鉄道の専門知識を学ぶ学校。
「國鉄」とその他の私鉄(劇中ほとんど描かれないが)と妙な繋がりがありOJT制度というものを結んでいる。
OJT制度は、高校2年生の時点で、実際に業務の現場に研修で配属され、見込みがあると認められれば、そのまま就職できる制度。

ここで、ひとつ疑問点が上がる。
会社勤めの社会人になってそろそろ20年になろうとしている私からみると、高校2年なりたての若僧を現場に入れて仕事をさせ様子を見て採用を決める。というのが、夢物語過ぎてばかばかしい。使いものになるわけがない。

舞台設定は近未来でもなくハイテク機器が多々登場することもない、今現存する日常とほぼ同等の設定にこだわりながら、こんなバカ設定を落とし込んでいる。就職活動・会社勤務を非常に軽視している。(一応、選ばれた極一部の生徒だけが、このOJT制度に採用されるという補足説明はあるが、実際全国の鉄道高校から採用された人材(生徒)が集結するので、優等生的レアな感じもまるでない)

どうして、進路について明確な行動を始めるためのターニングポイントとなる3年生ではなく、2年生になってすぐ(結果的に高校1年分しか教育を受けていない時期というコト)に研修に行かなければならないのか。

より、現実的な描写にこだわるのであれば、設定を高校ではなく鉄道大学にして、就職活動に合わた大学4年に研修につくとした方がより臨場感感は出せたのだと思う。

「ラノベの主人公(ヒロイン)は、16~17歳でないといけない」
どこか、暗黙の決まり事に縛られている感は否めない。
(主人公はともかく、23才のヒロインはババァ認識。でも大学生だってラノベ読むよなぁ…)




主人公は運転手希望だが、鉄道公安隊という駅構内における犯罪(ひったくりや痴漢等。)に対処すべき警備員的な部署に配属されてしまう。
これは特殊なケースだが、食堂車・アテンダント的な事件性の全くない部署に配属されることもある。ただ主人公のクラスメイト以外の他の部署についての配属がほとんど触れていないことは もやもやする。



鉄道公安隊は舞台設定の中、民営化推進団体(國鉄解体を目論む武装集団)が存在するため、それに対抗するための治安組織の面も持つ。

そんな危険な武装集団なら警察に任せればいいじゃんというツッコミに、
「國鉄」は国営であるということから、職員は「公務員」的要素を含んでいる部分が生かされる。ただの警備会社ではできないような取締りを、駅構内・周辺に限れば鉄道公安隊は、超法規的活動が可能なのである。(劇中國鉄職員は公務員であるとは言明はしていない。はず。)


その超法規的活動の代表たるものが「拳銃の所持」。劇中でも使用制限は厳格ということになっているのだが。


主人公が配属された部署は「第四警戒班」。1~3番までの警戒班が存在して、たいてい事件的なことは3番目の警戒班のところで解決してしまうから、実質はどうでもいい部署。だから高校生の研修を入れても問題が無いことになっている。
という設定なのだが、それでは「お話」として成立しないので、なんやかんやで1~3の警戒班の人たちが手いっぱいになってしまい、主人公たち第四警戒班に事件が降りかかることになる。


この結構どうでもいい部署の責任者(20代後半になったかどうか?声は堀江由衣先生)が、「拳銃」の管理を任されている。たいてい事件的なことは3番目の警戒班のところで解決してしまうので、やはり第四警戒班に拳銃はいらないのではという疑問は残るのだが。

主人公と同じOJT制度の名目で第四警戒班に配属されたヒロインの一人「桜井あおい」。彼女の父親は警察官であり、幼いころから鍛えられた為に格闘技や射撃に精通している。(実銃の分解と組立・メンテナンスができる。幼いころ海外で学んだという設定)
この一文のだけで、16~17の小娘がプロの職業ボディガードと互角に格闘戦を繰り広げ、打ちのめす。という設定が薄っぺらい。

せめて先程私が書いた「OJT制度が大学で行われる制度であったなら」に当てはめて、彼女が中学・高校・大学にわたって全国区の有望アスリート(格闘技に限らずとも)であるというなら多少なりとも深みが出ると思うのであるが、「親父に鍛えられたから強い」って設定がぺらっぺらだ。

そんで彼女が「何か事件が発生したら大変だから、拳銃は常備携帯したい」という理由から、ほとんど何も事件が起こらない駅構内パトロールでも拳銃を所持しているケースが多い。
それを堀江由衣先生が認めている。

一応、発砲の際は、班長である主人公の判断で許可した時に限られているのだが、「発砲許可」を研修中の高校生風情の判断に委ねているあたりの堀江由衣先生がおかしい。

劇中の発砲シーンのほとんどは、遮蔽物の破壊。「拳銃」は一介の高校生と、一般社会人(訓練を受けた犯人等)の能力差を埋めるためのアイテムとした描かれ方はしている。
あと、高校生風情が実銃を発砲してしまったこと(大人の警戒班の職員だって滅多に発砲しない)について、すべてにおいて堀江由衣先生は始末書を書いているので、発砲という行為についてはそれ以上咎められることはない。


駅構内・周辺に限られているとはいえ、容疑者の追跡や捜査など、かなり警察に近い業務を高校生風情がやってしまっているわけだが。(上の命令を無視して主人公たちが勝手にやっている場合もあるが)

営利団体ではない、警察官や消防隊員、自衛官にはOJT制度は存在しないようだ(本文に書いてないから)。
国の運営しているという面では「郵政省」ならOJT制度があってもいいのではと思うが、現実世界と同じく郵政省は、國鉄に先がけて民営化してしまっていることになっているからOJT制度は無いことになった。

国営だからと鉄道だけに優遇されている制度というのも何か気持ち悪い。





第四警戒班は、とくに能力はない主人公と、桜井あおい。よくわからない職業の父親と趣味で体を鍛え上げ、やっぱり16~17の若僧がプロの職業ボディガードと互角に格闘戦を繰り広げ、打ちのめす。という設定が薄っぺらい「岩泉翔」。警察や自衛隊等で使う装備品について詳しい
最後に、一度読んだ本はすべて記憶することができる女子「小海はるか」。ただし体力的なことはからっきしダメ。の四人で編成される。
この特殊能力のおかげで、高校生風情でも、いくつもの何事件の解決することができている。


若手の作家であれば、すべてにおいて都合が良い、薄っぺらい設定を考えても、ましょうがないかなともあきらめもつくが、50のおっさんが執筆するにしてはどうなのだろうか。
一応、編集者の人と打ち合わせして「読みやすいように、分かりやすい設定にしていきましょう」となった結果ではあるのだろうが。

ようは、高校生という年齢で、特殊な学校で特殊な訓練を受け、だいの大人と対等に渡り合うという能力を有するよいう面だけ見れば、魔法科高校の劣等生の世界観とたいして変わらないのだと考えると、RAILWARSの特殊能力も気にならなくなる?

次回は、新キャラが出て急に面白くなる、7巻の解説をしたいと思います。
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テーマ : 声優
ジャンル : アニメ・コミック

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群馬県の模型サークル。「前橋ジオラマ部」さん、「サンデーモデラーズクラブ」さんの活動報告の合間に、私(しももだ)が、自身で作った模型や、オモチャやアニメの記事を好き勝手に差し込んでいく構成になっております。
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