ニッポンよ!これがCGアニメ映画だ!!

今晩は、しももだです。

「LEGO MOVIE」。あまりにもオモシロ過ぎて、2度も見に行ってしまいました。
※もう公開終わっているから影響ないかもしれませんが、ストーリーのネタばれ要素を含んでいます。
レゴムービー エメットの建築メカ 70814レゴムービー エメットの建築メカ 70814
(2014/06/06)
レゴ

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一番の見どころは、物語終盤。主人公「エメット」(吹替・森川智之さん)が壁に貼ってあった「BRAVE」と書かれた猫のポスターを見て、指?をぽきんと鳴らして奮起するところ!まったくもって   だぜ!!




全米では、興行収入うん億円と大ヒットを飛ばしたというにもかかわらず、
ここまで日本人がレゴブロックに関心が無かったということに残念極まりない!!
(両日とも、劇場内10~20人)

そもそも日本人の子供には、娯楽の選択肢が豊富過ぎて、海外の子供に比べレゴに特化される必要性も低いという実情。
今日も、トイザらス開店直後。ようかいなんたらという猫のプラモデルに群がっている小学生たち。これが日本の実情。


ナガシマサン?のように、映画紹介のブログをやっている人達には頻繁に感じるるコトなのだろうが。
「上映館の少なさ」「宣伝の少なさ(下手さ)」等の影響で「もっと多くの人たちに見る機会を与えられたのであれば、もっと高い評価を受けられた作品だったはずなのに」と心残りに思う映画がかなり埋もれているのだなと実感した。


まさにLEGO MOVIEがそれ。
短期上映ということで、もう劇場で見ることはできないだけに残念である。


本物のレゴブロックのプラスチックの質感そのまま(製造工程のプラスチック成形時にできてしまうパーティングラインまで克明に再現)で、リアルに動き回る。
という、触れ込みが多い映画。「どんなもんだろう?」と興味を引く以上に、「そのリアル感だけの『見る』だけの映画。ストーリーには期待できない。リアル感もだいたい想像がつく。わざわざお金を出し、時間をかけてまでて見る必要はない(だったら他の映画を見る)」というのが、多くの意見なのだろう(男の子ならドラえもん。女の子ならアナの女王)。日本人のレゴへの関心度の表れだ。

あらすじ。
舞台は普通の都会的町並みのブロックシティ。古い建物はどんどん壊され、次々新しい建物が建設されていく。そこに住む、建設現場の作業員であるエメットは偶然に、とあるパーツを手にしてしまった。
そのパーツは、建設会社の社長がこれからブロックシティを大改革するため大型特殊装置を封印することができるモノであった。
そのため、エメットは社長直属の警察部隊から追われることになってしまう。
エメットは、かねてからその社長の悪だくみを警戒していた組織の者と合流し、一緒に行動することになる。
最初は「選ばれし者」と祭り上げられ、悪い気がしないエメットであったが、その生真面目な性格から、「自分は選ばれし者ではない」と宣言してしまい、組織から浮いた存在になってしまう。はたして、社長の野望を阻止することができるのか?
※生真面目な性格というのは、街中の住民にマニュアル装置を持たせ、規則正しい行動パターンを強制している社長の悪だくみによるものから。基本的にブロックシティの住民は、本人の意識していないところで、自分の考え方を持つことなく社長に操られていたことになる。




ただ、地上波TVで放送した時は「タダ」で観てほしい。「上映期間中に映画館まで見に行けばよかった」ときっと後悔するはずだ。

私がなんでここまで推してしまう映画なのか。
別に見た人にレゴにハマってもらい、商品を買いまくって欲しいということではない。

プラスチックの質感の再現度は言うまでもないのだが、「モノを作り上げるということのメッセージ性が、非常に感動的に描かれている」という作品なのである。
ブロック玩具と模型とでは、組み立てる趣旨が異なり過ぎと思われてしまうが、とりあえず見て私が言いたいことを分かって欲しかった。


主人公は、何の取柄もない平凡なキャラ「エメット」。よくある設定といえばそうかもしれないが、
「努力をすればどんなスーパースターにもなることができる」というスタンスの映画ではない。

この映画に限らず、映画を見る子供に対して「頑張れば僕も(君も)ヒーローになれるんだ」と思わせるコトが制作サイドの思惑ではあるが、実際はある程度の年齢になれば「お話の中の世界だし、僕にはできるわけない」というのが、リアルな子供の感想だと思う。

サッカーやピアノ、習字といった習い事で特殊技能を有していない、どんな子供にだって持っている「ひらめき」。が、もっとも重要であるというコトが、この映画の最重要テーマ。

そのことこそ「エメット」が、子供達にとって身近なリアルヒーローになりえるのだ。


その「ひらめき」だって、一休さんみたいな優れたトンチ(機転)で世間を賑わかすようなものである必要はない。エメットだって「2段ソファ」(ソファを2段に重ねて、大勢が座れるソファ)などという、物語の中でも皆に役に立たないとののしられる程度のものしか作っていない。

つまり、「ひらめき」の結果が優れているかどうかというより、「誰も思い付かない、自分だけの何かを見つける」コトが重要なのだと訴えている映画なのです。
レゴ ムービー トラッシュチョッパー 70805レゴ ムービー トラッシュチョッパー 70805
(2014/02/07)
レゴ

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劇中、一般市民(清掃職員)のひらめきで組み替えられた清掃車。


途中、別次元の世界に話が飛びます。
「接着剤を使ってまで、レゴで組み上げられた精巧な街並情景モデルを維持しようとする大人」と「自由奔放に組み上げたい子供」。二人の対立と書くと、緊迫した関係に受け取られそうですが、ここでの二人の対話が実に巧妙で、本編にリンクした瞬間にどっと涙が溢れてくるのです。
ここでの大人と子供の関係。ガンプラ製作における「設定重視」と「ガンプラバトル的発想」との主幹の違いの関係に似ている?

最終決戦、エメットはちょっとだけスーパーパワー(主人王補正)がかかってボスキャラと対峙します。ただボスキャラを「打ちのめす」という形にはなっていません。とても良い解決方法で終わります。


ぜひ地上波放送になったときはタダで見て下さい。


私が書くとどうしても稚拙になってしまうので、ぜひ、プロの方の感想もお読みください。

●アニメ評論家)藤津亮太さんの感想。
http://bonet.info/review/7043

●主人公エメットを演じられた声優・森川智之さんの感想。
http://mantan-web.jp/2014/04/07/20140407dog00m200047000c.html

●マクガイヤー先生の解説(ニコ動)
http://www.nicovideo.jp/watch/1397882414

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最後に。
本来のメインターゲットのお子様達には、この映画の深い部分は微塵とわかんないんだろうな…
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Author:しももだ・ももお
群馬県の模型サークル。「前橋ジオラマ部」さん、「サンデーモデラーズクラブ」さんの活動報告の合間に、私(しももだ)が、自身で作った模型や、オモチャやアニメの記事を好き勝手に差し込んでいく構成になっております。
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